白色申告にメリットは無い?青色申告とはこんなに違いがある!

白色申告はどういう制度か?

個人事業主が確定申告をする場合、ほとんどの人は青色申告を選択します。なぜなら手間は掛かりますが、その方が税金面で大きなメリットがあるからです。一方、白色申告を選択する目的は、届出や記帳など煩わしい手間がほとんど掛からないという事に尽きます。

しかし、税制改正により、平成26年以降は記帳と帳簿の保管が義務付けられた事により、白色申告の最大のメリットが得られない事になった為、白色申告は、青色申告特別控除や損失額の繰越控除、専従者給与の必要経費算入など、青色申告の特典が受けれないばかりか、手間だけが掛かってしまい、デメリットの方が遥かに多い制度に改正されました。

白色申告には本当にメリットはないのか?

それでも全くメリットが無いのかと言うと、事業専従者控除は状況によってはメリットとなる可能性があります。

これは白色申告者の事業に専従している者がいる場合、それが白色申告者の配偶者であれば86万円、配偶者以外の者であれば50万円を所得から控除できる制度であり、事業専従者控除を適用する前の所得の金額を、専従者の人数に1を加算した数で割った金額が限度額とされます。

この制度のメリットは、専従者がいれば実際に給与の支出がそれ以下であっても控除を受ける事ができる点です。つまり、専従者はいるが給与をほとんど支払っていない場合には、金銭の支出がない上、所得を大きく減額できる事になります。

その為、自らの事業の状態を考慮しながら白色申告または青色申告を選択すると良いでしょう。

確定申告の時期になると、役所の申告相談会が開催されます。はじめての白色申告は、相談会で作成するのが安心です。